- 17年03月01日
【8周年】創始者インタビュー・風間八宏編
トラウムトレーニング8周年特別企画
創始者インタビュー
風間 八宏 編
❚ここにいるみんなと、もっともっといろんな夢を見ていきたい
トラウムトレーニングが創設8周年を迎えるにあたり、いろんなことが思い出されます。これまでのサッカー人生の中で多くの子ども達とふれあい、多くのサッカー選手達とふれあってきました。そんな選手達が自分で自由に夢を描けるように、2010年、このクラブを立ち上げました。
あれから、私自身もトラウムを通して様々なことを吸収させてもらってきました。たくさんのことに驚きもしました。ですが、それがだんだんと普通のことになり、そしてまた新しいことが起こり、新しいものへの挑戦をしながらまた驚きがあり……。その繰り返しをやってきたところだと思います。
この8年で、コーチをはじめスタッフは、ものすごく成長したと思います。それは何かと言えば、“多くの選手達とふれあった”ということだと思います。選手達と向き合いながら多くの指導経験を積み、それからイベントなどを通じてより多くの人達と出会ってきました。そしてその中には、たくさんの想いがありました。こういうものをスタッフ自身が経験し続け、選手達も多くの挑戦をし続ける。お互いがともに次に進んで、また夢を見ていく。それがこのクラブの在り方だと思います。その形がやっと目に見えてきました。
それがどういうことにつながるかといえば、ここから出て行った選手達がどんどん増えていく、そしてどんどん大きくなっていく。それから父兄をはじめ、その選手達を応援する人たちの熱意もどんどん大きなものになっていく。それでもトラウムトレーニングは、 “大きなクラブ”というより、出会った“一人ひとりを大切にするクラブ”として、この先も成長していってほしいという風に思っています。
名前の通り、トラウムトレーニング（トラウム＝ドイツ語で夢）は、自らで夢をつくり、それを実現していく場所です。この先も、ここにいる人達、選手達と、もっともっといろんな夢を見ていきたいと思います。もう、8年経ちました。ですが、一歩一歩前に進んで、ゆくゆくはこの8年も忘れてしまう程しっかりとしたグループになっていたいですね。これからも、みんなで楽しみましょう。
● 風間 八宏 （かざま やひろ） PROFILE
FIFAワールドユース選手権日本代表に高校生ながら選出。筑波大学在学中には日本代表に選ばれ、卒業後、ドイツのレバークーゼン、レムシャイトなどで5年間にわたってプレーを続けた。帰国後マツダSCに入部し、1992年からはJリーグ発足に伴ってサンフレッチェ広島でプレー。日本人選手Jリーグ初ゴールを記録。現役引退後、解説者として活躍する傍ら、桐蔭横浜大学サッカー部監督、筑波大学蹴球部監督を歴任。2012年4月から指揮を執ったJ1川崎フロンターレでは、唯一無二の攻撃的なサッカーでサッカーファンを魅了した。2017年1月より、名古屋グランパスの監督に就任。
